叱るとすぐ泣いてしまう新入社員がいます。選考時は非常に堂々と振舞っていたので、ギャップに驚きました。ストレス耐性を重視した採用選考をしているつもりですが、面接時にどのように確認することができるのでしょうか?
泣くこととストレス耐性が低いことがイコールとは限りません。
感情を抑えきれず泣くといっても理性を維持した状態とそうでない状態は大きく異なります。前者はシーンや相手、内容によって変わってくるのでおそらく面接の確認は困難でしょう。
後者は面接において感情面をどのようにコントロールできるかに関わってきます。しかし、感情的な揺さぶりをかけるような面接は企業の印象を大幅に悪くしてしまいます。難題です。ベテランの面接官なら言葉のイントネーションや語尾の変化、顔色などから小さい揺さぶりでその人の感情コントロールの幅を見抜くことができると思います。
自分も良く叱咤するあまり社員を泣かせてきました。
本音を言わせて貰えば、泣かれる方の身にもなれって思いましたがそう言えないので、できるだけ相手に合わせず冷静に対応するようにしています。偉そうに回答していますが相当に恨まれているかも知れません。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役