毎年採用を担当していて実感するのは学生が二極化していること。良い学生は同業他社にも内定をもらって辞退されてしまう。2014年卒は応募してくる学生の質がよいので、来期の採用を抑えてでも、採用数を増やそうと考えている。採用数を増やす時に気をつけておくべき点は何か?
即戦力とならない新人を増やせば、売上は増えずコストが増えます。このことが計画に織り込んでありますか。例年よりも多い新人を受け入れ、一人前に育て上げる職場を準備できていますか。気をつけるべきことは、採用人数が事業計画に適合しているかどうかです。
また、特定の企業に応募してくる学生の質が劇的に変化することはありません。どのような情報から今年の学生の質がよいと判断しているのでしょうか。また、なぜ来年悪くなると予測しているのでしょうか。
採用数を今年増やすことのメリットとデメリットをきちんと分析した上で再検討されることをお勧めします。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員