多くの企業があまり取り入れていない目新しい採用選考手法はありますか?
アセスメントセンターがあります。
アセスメントセンターは、複数の評価者が複数の手法を用いて、被験者のコンピテンシーを総合的にアセスメントする手法です。複数のシミュレーション演習、知的能力検査、パーソナリティ検査、面接等を1日~2日間かけて実施します。現存のアセスメント手法の中で最も入社後のパフォーマンスを予測できる手法です。
この手法自体は1950年代より存在しますが、一部の上級幹部採用を除いて、日本の採用選考で用いられることはほとんどありません。
この手法のメリットは圧倒的に妥当性が高いこと、デメリットは実施に手間とコストがかかることです。
うまく実施できたとしたら、厳密で納得性の高い選考を実施する会社として社会から注目されるかもしれません。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員