やる気の無い人にやる気を持たせるには、どうすれば良いでしょうか?
「人一倍やる気を前面に出してはいるが、結果が伴わない人」と「やる気はそれほど感じないが、どういうわけだかそれなりの結果を出す人」どちらを評価しますか。
仕事では、やる気があっても成果に結びつかなければ評価に値しません。綿密な計画と入念な準備をしても結果が伴わなければ、掛けた時間が無駄という評価になるのと同じです。
通常レベルを当然こなし、それ以上のレベル達成についてモチベーションを持てるかどうかを「やる気」とみなして下さい。
最低限やらなければならない仕事は、やる気がなくても無理にでもやらせる(行動させる)ようにして下さい。営業であれば、基本的な新規アポがけや訪問件数は、やる気とは関係ありません。先輩が付きっきりで教える。同行訪問する。これでも本人が改善されないのであれば、やる気ではなく能力の問題です。営業から外した方がいいでしょう。
逆にやる気がありそうなのに結果に結びつかない人は、自分のやり方にこだわり空回りするタイプが多いです。営業のアプローチ手法や相手先での交渉方法など、具体的に改善方法を示し修正してみてください。「まずは、良い先輩の見様見真似をしなさい。自己流はそれから。」これが一番です。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長