コラム

続・人事部長からの質問

2014/09/26Q.1541

どの適性テストが自社にとって良いか、というのは何をもって判断すべきでしょうか。

妥当性が最優先。次に使い勝手、最後はコストです。
妥当性は平たく言うと予測力のこと。テストを利用する唯一の根拠となりますので、はずすことが出来ません。妥当性がないテストを使うことは、お金を無駄にするだけではなく、誤った人事判断につながるため、実質的な損害を被ることになります。絶対に避けなくてはなりません。
最も簡便な妥当性の確認方法は、現有社員にテストを実施し、テストの得点と現在の職務評価点との相関を調べるというもの。一致妥当性の検証といいます。職務や階層が同じ社員を30名以上集めて分析できれば、意味のある結果が得られます。
使い勝手は、実施可能であるということ。準備、受検時間、手間、受検者負担、結果が出るまでの時間等を考慮して、実施できるものなら問題ありません。最後はコストです。テスト費用は人事の年度予算でまかなわれますので、予算の範囲内で実施せざるを得ないと思います。しかし、予算がたりないからといって妥当性を犠牲にすると、とんでもないしっぺ返しがやってきます。人事判断の成功が会社にもたらす利益を考慮すれば、テストに対して相当の投資が出来るはずです。予算を見直しても、妥当性を優先すべきなのです。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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