コラム

続・人事部長からの質問

2014/11/26Q.1581

人のポテンシャルや能力を定量的に評価することに抵抗があります。
求める人材像を設定するにあたり、ある程度は許容する必要があるとも感じています。この問題を解決して下さい。

問題というのは定量的な評価には抵抗があるが、定量的な評価も必要なのでは?ということでしょうか。

結論から言えば定量的な評価はある程度必要だと思います。
野球の打率、打点、HR数(打者)や勝利数、防御率、投球イニング、MAXスピード(投手)などが定量的な情報になります。プロのスカウトがレベルのばらばらな高校野球をチェックする場合でもこれらの情報もポテンシャルの一部として使います。
これらの他に特記事項として投球フォームのような数値化できないものもあります。

定量化のメリットは安定して他人に情報を伝えやすく、基準として何度も見直しをすることができます。大ベテランのスカウトなら善し悪しを単に5段階で見定めても上手くいくかもしれません、ただ、それはその人の経験や観察眼で成立しているものでありチームとしての資産に残らない可能性が高くなります。
企業の運営なら尚更です。よって定量化はある程度必要なのです。
ただ、定量化には限界があります。ポテンシャルといってもドラフト1位が必ず活躍できるとは限らないように不定量なものが存在します。定量化=絶対ではないということをふまえる必要があります。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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