コラム

続・人事部長からの質問

2014/12/18Q.1597

仕事の遅い人に対して会社やマネージャーができる施策を教えてください。

仕事の遅い人は、自分が遅いと思っていません。十分に時間を掛け、考えながら仕事をしている、ミスのないように丁寧な仕事を心がけていると勘違いしています。中には、遅くまで社内に残っているだけで残業したつもり(仕事をしているつもり)になっている人もいます。

マネージャーは、その人の業務量に必要と思われる適正な作業時間を事前に指示して、その時間内で終わらせる指導をして下さい。「この企業への提案書は、こことこことをポイントにして8枚程度のプレゼン資料にして明日の午前中までに終わらせておくように」「今回の会議録を1時間でまとめて、メールして下さい」といった具合です。
後になって、「この程度の仕事に何時間かかっているのだ」「他の人をみなさい。いつも君が最後だよ」というのは効果がありません。

複数名に同じ仕事を指示する場合に、お互いに競争させてやらせてみるのも時にはいいでしょう。他の人の時間配分、時間管理を目の当たりにして、本人の仕事の遅さを自覚してくれるかもしれません。

私は、若い部下にこう伝えています。「締め切りがないからといって、今日できることを明日に延ばすな。明日になったら新たにやらなければならないことが必ず生じるから。」
雑な仕事では困りますが、限られた時間を有効に使いましょう。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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