入社後、2年ごとにジョブローテーションを行うため、様々な能力が求められる。その場合、適性検査の結果(9特性など)が全体的に平均によっている人を採用するという考え方は良いのか。
人材の育成と配置に対してどのようなねらいを持って2年ごとのジョブローテーションを実施しておられるかによります。
2年ごと3つの異なる職務を経験し職務適性を判断するということであれば、3つの職務のいずれかまたは共通の適性を採用基準とすべきです。
定期ローテーションはコンプライアンスのために実施しており、従事する職務は基本的に営業職ということであれば、営業適性を採用基準とすべきです。
幹部育成のために、会社全体の業務を経験することが目的である場合、幹部としてのポテンシャルが採用基準となります。
改めてローテーション施策の意味と価値を振り返り、適切な採用基準を設定してください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員