優秀社員の傾向を分析し採用基準を作成したいのですが、入社当時の適性テスト結果を用いるより、改めて最新の結果をとりなおすべきでしょうか?
入社時の適性テスト結果を使った分析と改めて取り直した結果を使った分析の両方をやるべきです。
入社時の適性テスト結果と現在の職務評価との相関分析によって見出されるものを予測妥当性といいます。数年後のパフォーマンスを予測するために行います。現在の適性テスト結果と職務評価との相関分析によって見出されるものを一致妥当性といいます。一般的に一致妥当性分析は予測妥当性分析よりも明確な結果が得られます。過去の行動よりも現在の行動の方が、現在の成績に関係が深いであろうことは自明の理です。
結論としては、どちらの分析も行ってください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員