グローバル化で外国語に強い人を採用していますが、配属先の評判が良くありません。外国語の能力と現場社員のうけのどちらを優先すべきですか?
英語、仏語、独語、中国語、韓国語といった一般外国語であれば大学卒業レベルの下地があれば、入社後仕事を覚えてからでも習得できます。海外駐在が決まってから短期の語学留学を経て海外に赴任する企業も多いです。
ここでは配属先の評判が良くないという具体的なポイントがわかりませんが、外国語の能力の高さよりも御社の人材採用要件に照らして合致しているかをまず判断すべきです。
「現場うけ」も適性、能力とは一致しないケースがあります。グローバル人材の採用意義を現場に伝え、現場での活用、育成方法を確認しておかないと高い能力の人材も生きません。現場が求めるグローバル人材の定義ともすり合わせて下さい。
いっそのこと日本語が話せる外国人を採用した方が現場にも刺激を与えるのではないでしょうか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長