現在、採用と研修の担当が分かれており、なかなか連携が取れておりません。やはり両者で連携した方が良いのでしょうか。
「連携」の内容にもよりますが、入社後の社員の定着率に問題がなく、成長性も高いのであればそれほど気にしなくてもよろしいのではないでしょうか。もちろん「皆優秀な学生で脱落するような人はいないはず」「採用した時から少々問題のある人材だった」といったように採用時の印象を待ち過ぎて、研修時に偏った見方をしては問題になりますが、研修部門がその時点で必要な研修課題を設定して実施すればよいでしょう。
但し、定着性や成長性の問題があるなら採用時の適性検査結果を研修部門でも参照して下さい。適性のない人材、成長の期待できない人材を採用しているようでは、研修を実施しても育成効果が出ません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長