人材棚卸しとして全社員受検をしたくても、コストの問題で実施が難しいです。受検者の対象を絞ると人材棚卸しにはならないのでしょうか。
人材棚卸しの目的によります。全社員の棚卸しをしなくては目的を達成できないのであれば、何としても予算を確保し全社員で実施すべきです。
どのような目的で実施されようとしているのでしょうか。特定の組織や職種、個人の特徴や要件を把握する目的であれば、対象を絞って実施しても大丈夫です。
人材棚卸しは、人材マネジメントの改革に際して行われることが多いものです。人材マネジメントの改革によって得られる利益と人材棚卸しの投資を比較してみてください。棚卸しの投資が如何に小さなものかがわかっていただけるはずです。総人件費から考えれば微々たるものですよ。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員