採用活動で不採用の理由を伝えること、は一般的ではないと思いますが、 学生のためにお伝えしたいと思っています。いかがでしょうか?
最近では、インターンシップ実施の際に応募者の適性についてアドバイスをしてあげたり、選考過程でも就職活動全般のアドバイスや選考結果(不採用)についてコメントを返してあげる企業も増えてきました。展開する事業がB to Cで学生たちが顧客(将来の顧客)層の場合に不採用になったことで会社へのマイナスイメージを持ってもらいたいたくないという理由や社会人の先輩として、自社に入らなくても日本のこれからを担う若い人たちに有意義な就職活動をしてもらいたいという親心から、というようにいろいろな理由があります。
当社も面接で不採用になった学生には不採用の結果連絡と同時に簡単な理由コメントを送るようにしています。当社規模の選考人数だから対応できるということもありますが、適性検査を取り扱う会社としてきちんとコメントを返してあげるのが当社の責任だと考えたからです。
ただし、お祈りメールと同じ感覚で、一律に不採用理由を返すようなことは辞めて下さい。かえって学生側の心証を悪くします。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長