面接で家業について聞く場合、どのような質問をすれば良いでしょうか? 経験を積んでから家業を継ぐために辞める社員が多く、悩んでいます。
直接聞いてしまうのがよいと思います。
「将来的に実家を継ぐ予定があるのか?」と。自分はそうします。
本気で実家を継ぐ気があって学ぶために入社をして成果を上げてくれるならそれはそれで会社にとって悪い話じゃありません。その人が実家にもどって活躍するなら人材輩出企業としてPRする材料にもなります。
よって合否のポイントはあくまで「入社後に活躍するかどうか」に絞って問題ありません。
実家のお仕事も将来的に安定とは限らず、入社後その企業に魅力を感じて働き続ける人も大勢いるはずです。実家のお仕事など気にせず成果の出せる優秀な人を貪欲に採用することをオススメします。優秀な人間の1、2年は平凡な人間の4、5年に匹敵するからです。
全く逆のケースにはなりますが家業があるからとほどほどにしか仕事しないような人は不合格にする方がよいでしょう。そういう人がいるだけで組織の士気が下がります。貴社の採用選考に対する必死さを見極めてください。選考中に確認できると思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役