年の離れた友人を作れと研修で学びましたがなかなか上手くいきません、どういうきっかけが必要なのでしょうか?
研修で講師が「年の離れた友人を作りなさい」といった意味は何なのか、お考えになりましたか。学生時代のように同年齢の仲間の場合は、考え方や行動パターンが似通っている場合が多いですが、社会に出ると会社の中はもちろん取引先でも幅広い年齢層の方々と仕事をし、好き嫌いとか関係なしにお付き合いしなければなりません。自分とは経験度合いや価値観が異なる人ともコミュニケ―ションを上手に取る必要があります。そうした点からの、年の離れた友人を作りなさいといったものと考えます。いわば、多様性を受け入れられるための勉強にもなるということです。
ただ、友人関係とは相手があってのものです。あなたからみて年上の方、年下の方いずれの場合もあなたが一方的に友人宣言しても無理です。LINEの関係のようにまずはつながってからというのは難しいかもしれません。
きっかけ作りとしては、共通の趣味がある人と積極的に交流してみてはいかがですか。
テニスやランニング、山登りといったスポーツあるいは音楽や映画、演劇などの興味分野の同じ人でもいいでしょう。そうしたサークルや教室などに入るのもいいのではないでしょうか。
でも友人になってしまうと年の差は関係ないですけどね。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長