コラム

続・人事部長からの質問

2016/01/19Q.1855

マネジメント9特性の「統率力」を伸ばすには、「リーダーを経験させる」以外の方法に有効的なものはあるのでしょうか。なかなか研修のイメージがわかずに悩んでいます。

チーム戦力として、営業のベテラン、中堅、若手といった構成になっているような場合の「統率力」はまさに営業チームのリーダーですからイメージしやすいと思います。あとは御社のリーダー像が「自ら引っ張る先頭リーダー型」か「メンバーの力を引き出してあげるコーチィング型リーダー」かなどどういうリーダーシップスタイルが近いのかによります。研修前にOPQの結果から導き出された結果をもとにチームのタイプをフィードバックした上で実力差、個人差のあるメンバーをどうまとめリードしてくかを報告、発表させることでさらに力を伸ばすことができます。
ただ最近は、多様性の中での統率力を発揮することを期待する場合が増えてきています。こうしたケースでは、いろいろな人材が集まってプロジェクトを推進する中で「統率力」を磨く必要があります。リーダーとしての立場を与えて経験させるのではなく、自らがリーダーシップを発揮していくことの大切さを経験させかつリーダーとしてやっていけるという自信をつけさせることです。国籍、性別、背景となる文化・生活様式、職歴、職種など様々なものが異なるメンバーでチームを組んで、課題を与え解決策をプレゼンさせるという研修を実施してみて下さい。日本人特有の折衷論やまとめ役では、到底他のメンバーを納得させることはできないはずです。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

質問をする

おすすめのタグから探す

メールマガジン登録

日本エス・エイチ・エルのメールマガジンではタレントマネジメント・人材採用に関する様々な情報を発信しております。

メールマガジンに登録する

組織人事や採用の問題解決は
日本エス・エイチ・エルに
ご相談ください

サービスをもっと知りたい方

資料ダウンロード

サービスの導入を検討している方

お問い合わせ