派遣社員やアルバイトからの正社員登用を行っているが、その際に気をつけるべき点はあるでしょうか?
非正規の派遣社員やアルバイト社員を正社員化するケースはかなり増えてきています。各業界で優秀な人材の取り合いになっており、業務内容を理解しておりかつ仕事ぶりがわかっている方を正社員化した方が効率的ということでしょう。また派遣法の改正も関係しています。
ただ、正社員化する場合は、社員側も会社側も中長期的なキャリアプランを想定して、応募、選考をすべきです。バイト時代はまじめでしっかりした印象だったのに正社員になってからはいまひとつという人もいます。派遣社員、バイトということで限定的な業務をこなしていればよしとされていても、正社員となれば当然仕事の幅も広がります。
派遣社員として、バイトとしては優秀という評価ではなく、あくまで正社員としての能力、適性をきちんと備えているかで登用を判断すべきでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長