クールビズが浸透してノーネクタイは日常になりましたが、企業に行くときはネクタイをしろという上司がいます。本当に必要なのでしょうか、それとも上司の頭が硬いだけなのでしょうか。
私の世代では、金融関係などお堅い業界に行く時は夏場でもネクタイを締め上着着用でと言われました。上司の方は、先方がネクタイをしている場合にこちらがしてにないと先方が気を悪くする(失礼にあたる)とお考えなのでしょうが、ここまでクールビズが世の中に浸透してくると、ノーネクタイでも問題ないでしょう。
クールビズはそもそも省エネが目的です。上着を着てネクタイを締めたぐらいがちょうどいいのであれば、「あなたの会社は冷房が効いていますね。節電意識が足りないのではないですか?」と訪問者に言われているようなものですから。
ただ、クールビズ実施中の会社でもネクタイをしている方もいます。気になるのであれば、初めて訪問する場合、あるいは先方の上司とお会いする際などにはネクタイを持って行ってはどうでしょう。カバンの中にしまっておいて、訪問先に入る前に締めればいいのですから。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長