親孝行しなければと思いつつ、気恥ずかしさと具体的案が思い浮かばないという理由で何もできていません。どんなことが親孝行になるでしょうか?
「親孝行、したい時には親はなし」と言います。
特別なことをする必要もありません。親からみれば、子供はいくつになって自分の子供であり、小さい時と同じくご自分たちのことより子供の幸せを考えていることでしょう。健康で日々暮らせていることがなによりの孝行のはずです。「元気にやっているよ」「うちの家族はみな元気でかわりないよ」と伝える、便りを出す、顔を見せることです。ご両親がまだご健在なら、一緒に旅行に行く、食事に連れていくのも良いでしょう。
ご自身が親の代になってわかる親の恩というものもあります。人は皆、そうして生きて次の世代に繋いでいくのです。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長