内定式は他社とのバッティングを避けるべきか、否か。
他社とのバッティングを避けるという意味は、御社の内定承諾者の中にまだ他社の内定をもっている人がいそうで、内定式を10月1日にすると他社に行かれて辞退されるということでしょうか。それとも10月1日に拘る意味があるのか、ということでしょうか。
昨年の8月1日選考開始の日程では、内定出しの10月1日まで選考期間が短くなり、8月から10月以降も五月雨式に選考、内定出しをする企業さんが多くなり、10月1日に内定式を実施することに拘らない企業も出てきました。また、10月1日が土日にあたる場合は、役員、社員を休日出勤させることになり社内的にも問題では、という企業も出てきています。
御社でも、他社との競合を考慮するのではなく、採用結果を信頼して内定式実施日を決定してはいかがですか。内々定出しから内定式まで、しっかりと学生をフォローできたという自信があれば、1日開催でなくとも問題ないはずです。もし、内定式での抜け落ちが心配なら式の開催日を気にするのではなく、まず内定者フォローの充実を心がけましょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長