毎年OPQを用いた新卒採用の応募者分析をしています。色々と母集団形成の施策を打っているのですがほとんど変化がない。あきらめるべきなんでしょうか?
パーソナリティ検査の結果を変化させるために母集団形成の施策を打っているわけではないはずです。毎年行っている施策はどのような効果をねらったものでしたか?ねらった効果が得られたかどうかを検証すべきであり、OPQの分析で効果無しと断定すべきではありません。もう一つ申し上げたいことは、現在の努力を続けていることによって母集団の劣化を防げている可能性を考慮することです。つまり、やめたらもっとひどくなるかもしれないということ。
投資に見合う効果が得られないのであれば、より効果的な方法に改善するべきですし、何もしなくても現状を維持できるのであれば、余計なことをしないという判断も現実的です。
今一度、効果検証をやってみてください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員