「将来日本からノーベル賞の受賞者は出なくなる」ノーベル賞の受賞者が口をそろえて言います。 本当にそうでしょうか?
そうだと思います。
企業はお金にならないことにはお金を出さない。国は教育にかける予算は先進国でも常に下位争い。
ノーベル賞を受賞した研究者の大半が海外にいることもそれを裏付けています。
研究にかける費用や時間、マンパワーも含め日本はそういう見えないものを軽視する傾向にあります。ソフトウェアの軽視。ハードウェアなどのコストには納得してもソフトウェアには高い高いという。それはソフトウェアが見えないからです。
研究も結果として製品にならなければ高いだけの無駄と思う人のなんと多いこと。まずその価値観を早いところぶち壊さないと日本の研究は衰退していくと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役