英語など必要な能力について、積極的に勉強に取り組む部門と逃げてばかりいる部門があります。
逃げてばかりいる部門長はやはり無能なのでしょうか?
通常の業務については部門長として指導できていながら、こうした自発的な自己研鑽、能力開発について後ろ向きな場合は、逃げる余地があるからです。
例えば、今後部門長昇格には英語の能力がここまで必須とするが、現状すでに部門長職の人にも何年以内に取得しなければ降格の可能性も生じる、とすればおしりに火がつくのではないでしょうか。
部門長がやり始めれば部下もついてくるでしょう。
逆に部門長が優秀すぎて部下にはそこまでの能力は期待できないと最初から諦めている場合もありますが、そうした部門ではメンバーを管理チームがうまくリードしてやる気を出してあげるしかありません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長