働き方改革に向けて、まず何から手を付けるべきですか?
働き方改革には、いろいろな施策、改善策がありますが、まずは御社の働く環境、働く従業員の意識の現状を把握することでしょう。平均時間外労働時間、有給休暇消化率、女性管理職比率、新卒採用者の早期離職率、平均勤続年数、非正規社員比率などなど数値データにより把握できるものから始めて下さい。他の企業と比較して著しく悪い点がなければ、特に急激な働き方改革は必要ないと考えます。
後は、従業員の満足度調査や自己申告の際のコメントを拾い上げて働くことへのモチベーションアップにつなげるようにコミュニケーションを深めることです。
もちろん、慢性的なドライバー不足が問題になっている運送、配送会社のように、取引先や顧客を巻き込んで働く環境を改善しなければならない場合もあると思います。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長