マネジャー研修にOPQを活用したい。部下への接し方を改善することが研修のテーマ。効果的なOPQの使い方は?
OPQのオプション出力、CHX(チャックス)キャリアリポートを使います。
事前にOPQを受検していただき、研修当日は自分と部下全員のリポートを用意します。
まずはリポートを全く見ずに、部下に対する接し方を振り返ります。部下一人ひとりに対して、以下3つの質問に対する回答をワークシートあるいはノートに記述します。
- 接する際に意識していること
- 効果的であったコミュニケーションの取り方とそのエピソード
- 効果がなかったあるいは逆効果であったコミュニケーションの取り方とそのエピソード
次に自身のリポート「上司としてのタイプ」を見て、自分の上司タイプを確認します。併せて適合しやすい部下タイプと適合しにくい部下タイプを確認します。
次は部下のリポート「部下としてのタイプ」と先の記述内容を見て、部下タイプの確認となぜコミュニケーションがうまくいった(いかなかった)かについて考えます。
最後にその部下に対して今後どのように接すべきかについて記述して終了です。
部下全員分に対してこれを実施します。
ここまでは個人ワークですので、個人ワークの結果をグループで共有する時間を設けることで、他のマネジャーの気付きを学ぶ機会が得られます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員