コラム

続・人事部長からの質問

2017/10/16Q.2281

「若手社員のうちは転勤あり」と採用時に伝えているにも関わらず、いざ転勤を打診すると渋ったり転職してしまったりします。採用前の伝え方や取る人材が悪いのでしょうか。あるいは入社後の育成でそうさせてしまっているのでしょうか。

当社でも同様に感じます。内定獲得のためには、「御社が第一志望です。転勤、海外勤務も望むところです。」と答えなさいという面接ガイドのせいなのでしょうか。こちらは採用時にはっきりと伝えているのに、学生側の言葉が信用できないのは寂しいことです。

実際、転勤の可能性はあるとわかっていたものの入社後の職場が気に行って離れたくなくなる場合もあるでしょうし、知らない地でまた一から苦労をしたくないという後ろ向きの感情も芽生えるのかもしれません。

こうしたところは育成でどうこうなるものではなく、転勤(異動も含めて)をチャンスにして仕事の幅を広げて評価が上がっている先輩社員の存在を教えてあげ、次は君に期待しているからと告げるしかありません。

そういう活躍する先輩がいない場合は、説得も厳しいですが、「私は、先輩と違って転勤してまで偉くなろうと考えていません。それなら辞めます。」と言うような人材を無理やり転勤させても無駄です。「何ができるかわかりませんがご期待に応えられるように新天地で精一杯頑張ります。」と明るく返事をしてくれる人を行かせましょう。そういう人なら結果は後からついてきます。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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