パーソナリティ検査と面接の違いは何ですか?
客観性の度合いです。パーソナリティ検査には、様々な方法がありますが、いずれの方法も一定の刺激に対する反応を捉えることでパーソナリティを定量的、定性的に把握します。与える刺激が同じものであり、反応を評価する方法が同じであるためより客観的であるといえます。
面接はやり方も質問も評価の方法も自由で、究極的には面接官の主観によって評価されます。もちろん客観面接法を用いて、出来る限り客観的な評価を行うことも可能ですが、同じ刺激を与えるのであれば面接をする意味がなくなります。
加えて、柔軟性が異なります。パーソナリティ検査はルールに基づく評価を行うため評価対象が限定的ですが、面接は無限に自由な対話が可能なため得られる情報限定されません。したがって、面接官の面接スキルが重要なのです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員