コラム

続・人事部長からの質問

2018/03/14Q.2379

景気の影響かまわりで転職による退職が増えています。転職に関するお考えを聞かせてください。

自分も昔転職してきた人間ですが、当時は紙媒体数誌と一部の人材紹介だけがあったと思います。今はWebなどに登録して転職するのが一般的です。当時で考えると紙媒体を買って履歴書を送りまくるというところでしょうか。人材紹介もかつては上位の人だけでしたが(年収で利益が決まるため)今はかなり手広くなっています。
90年代前半は中途採用の市場自体がほとんどなかったことを考えると機会は確実に増えました。

自分の考えを言えばその会社で能力の向上が見込めない、会社の雰囲気になじめない、仕事の精神的もしくは肉体的苦痛が大きい、その会社で数年後働いているビジョンが見えない場合は転職を検討してみるのもよいと思います。

ただ、転職をすることで能力が向上することはありません。それを勘違いしている人は多いです。
環境を変えれば適応するために謙虚になり頑張るきっかけになるのは事実ですが、大半は経験を切り売りしているだけです。キャリアアップと考えている人もいるかもしれませんが、そこでの実績がなければ社会はそれほど評価をすることはありません。

理想はその会社で活躍をしてその業界で名が売れて、有利な条件で一本釣りされるのが転職としてよいケースだと思うのですが、あまりそういう人を見かけないのが残念です。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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