アセスメントツールは対象者の人となりを完全に捉えることはできないと思います。そうしたツールに頼って選抜・評価するのは危険ではないのでしょうか。
完全に捉えることはできません。
ただ、何もなくやるよりはずっとマシだと思います。
もし企業に無尽蔵な体力があるのであれば何の選考もせず希望者全員を採用して1年でも2年でも仕事をお試しでやらせてみればよいと思います。その結果を選考のデータとして使うのがもっとも正確だからです(そういう企業も存在しますが定着性は極めて低いです)。
ただ、実際は全員を採用するわけにもいかず選抜して採用するので絞り込むための情報の一部としてアセスメントツールを活用しています。またアセスメントツールの活用によって面接など他の選考の効率を高めることも可能です。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役