ダイバーシティ(多様性)を推進しても、結局特徴的な人がはじかれ全体として統制不能になるイメージしかないのですが、どうすれば個性を積極的に活かして協力できるようになりますか。
トップの意識と組織風土がキーとなります。
個性を活かすリーダー(トップ)がいてこそ多様性は輝きます。多様性を受け入れる文化があってこそ協力体制が築けます。
そのどちらか、もしくは両方がなければ多様性を求めても多数決で決められて何も進まず、個性は活かされず去っていくでしょう。
自分は以前、優秀なリーダーと多くの平凡なスタッフがいるほうが会社は機能すると考えていましたが現代のトップを走る企業は誰しもがリーダーになれる素養を持ち社内でしのぎを削りながら企業を成長させていく、まるで杉の木のようなスタイルになっています。多様性の一つの形だと思います。
従来の日本の価値観でその企業風土を作り上げるのは難しいでしょう。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役