2020年以降の採用市場はどのように変化していくとお考えでしょうか。
2020年かどうかはわかりませんが、採用市場はより二極化が進むと思います。
優秀であれば大学の授業料など企業が出す代わりに5年間勤務することを義務付けて契約するなど本当の意味での青田買いのような制度が日本でも流行ると思います。
ずば抜けた人材を一人でも採ることができれば採用は成功です。天才の1年は凡人の100年に勝ります。そういう考え方なくしては企業も生き残れないことがはっきりしてくるからです。グローバルで戦う企業ほどその傾向が強まると予想しています。
不足した人材を新卒採用で補充するという業界も当然残ると思います。多少通年採用は増えるでしょうが今のような新卒採用の延長になると思います。画一的な学生を大量に採用するのにはもっとも効率が良いからです。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役