営業部門で支社によっては50代の部長クラスの下が開き、30代の中堅社員という支社がある。こういった場合、どのような後継者育成を行っていけばよいでしょうか?40代の中途のマネジメント経験者を採用した方がいいのか、自社で育成すべきなのか。
ほとんどのビジネスシーンにおいて世代を網羅する必要はまずありません。わざわざ40代のマネジメント経験者を入れる必要はまったくないと断言します。
経験というのは単に過ぎた時間ではなく能力を得た時間です。10年同じ仕事をしていても他者の2年分の経験しか積めない人もいればその逆もいます。
能力の定義を明確にすれば経験の定義もおのずとはっきりしてきます。
そのうえで自社での育成や中途採用か検討してみてください。ただ、年代などは関係ありません。
自社ではその経験や能力が身につかない、もしくは時間がかかる場合のみ中途採用になります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役