Webテストの替え玉受検についてどこまで気にする必要があるのか。
久々に来ましたね。
Webテストはそのシステム上何をやっても抑止効果までで、替え玉を完全に防ぐことはできません。カメラで映しながら受けさせるという仕組みも見たことがありますが、似た顔や双子の場合は防げません。それにそれをやる事で利便性が失われます。
これはATMが出たときも、窓口と異なり本人じゃないかもしれないから危険と大騒ぎされましたが今銀行からお金をおろすのに窓口を使う人がどれほどいるか。結局皆利便性を優先するのです。
とはいえ替え玉が横行してしまってはテストとして機能しなくなるので抑止効果として手前味噌ですがベリファイという簡易再試験の仕組みを提供しています。こちらは費用が掛かりません。
最終面接の前にテストセンターで再試験をしている企業もあります(当社の採用も同様)。
セキュリティ強度の高いテストセンターの実施で本人確認は万全です。コストはかかりますが併用することでベストなバランスが保てます。
導入企業様の担当者からは「面接でテスト内容を聞く」「替え玉受検までしてきてくれるなら面接までは通す」「人生を決める試験で替え玉受検などしない」「頭の回転の悪い人は面接で見抜ける」などいろいろな意見や感想を聞いたことがあります。
「替え玉は不公平」ということでしたら、コスト面で問題なければ最初からテストセンターの導入を検討するのもよいと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役