10月をすぎたこのタイミングで内定辞退をしてきた学生がいます。
定期的にコンタクトはとっていたのですが、そのような様子は事前に気づけませんでした。事前に気づくためにどのようなことをしておけばよかったのでしょうか。
苦労して内定を出しても4月1日の入社までは、内定辞退のリスクはゼロにはなりません。最近のような短期決戦では、学生側も内定を獲得することがまずは第一で、複数の内定先の中からどこにしようか時間をかけても考えるという状況になってしまっています。事前にチェックする項目を洗い出しても、何で?と言いたくなるような抜け方の学生も出ます。言葉は悪いですが、後の祭りですね。
もちろん内々定後のフォローをしっかりやることは当然です。社員との接点を設け仕事に関する不安を取り除き入社意欲をより高める、内定者同士の情報交換で結束をかためさせる、内定時期に簡単なミッションを与え入社前研修的なコンテンツを実施するなど考えられますが、学生自身の心の内、両親と仕事についてどう話しているか、友人・先輩との交換情報内容など深いところまでは追い切れません。
入社してからすぐに辞められるよりは良かったと思いましょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長