コラム

続・人事部長からの質問

2019/03/04Q.2615

中心のスタッフと年齢が離れてきて、価値観の違いからか意思疎通しづらく感じています。年齢差をどうやって埋めていくべきでしょうか?

どのくらい離れているのでしょうか。お分かりとは思いますが、絶対的な年齢差は決して埋まりません。年齢差があれば、意思疎通しづらくなるのは当り前です。でも同じ年齢でも価値観が異なる人はたくさんいますよね。

相手との意思疎通の問題は年齢の差ではなく、こちらが相手の状況や人となりをいかに理解できているか、相手にこちらの状況や人となりをどれくらい伝えられているかにかかっているのではないでしょうか。若いくせに年長の人を立てない、こちらの経験を伝えても無視する、そもそも育った時代が違うから話が合わない、こうした思いこみに凝り固まっていてはいけません。自分が若いつもりで、もっと年取ったらどうかいろいろ考えてから話し、行動しましょう。もちろんむやみに相手におもねることは止めましょう。かえって離れてしまいます。コツは、はじめは話す内容を仕事上の話題にしないこと。人間として年齢に関係なく共通な話題から入っていくことです。要は、雑談、馬鹿話でいいのです。年配者の好きなスポーツは相撲、若者はサッカーかもしれませんが競技は違っても同じスポーツ好きとして通じるものがあるはずです。音楽でも同じです、演歌とラップと好みは違っても音楽好きは同じ。

『俺の時代は、「巨人、大鵬、卵焼き」と言われたもんだよ。』
『自分もおじいさんがそう言っているのを聞いたことがあります。大鵬ってそんなに強かったんですか?いまの稀勢の里とは違いますか。』……こんな感じで始めればいいのでは。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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