人材データ活用に統計分析を用いたいと思いますが、初学者におすすめの書籍を教えてください。
高校生で学ぶ確率・統計までの知識がない場合、まずは教科書などで学ぶことをお勧めします。
0)長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書
おすすめ理由:音声の付いている画期的な数学のテキスト、高校数学が詰まっています。統計は先に進むと行列や微分積分も触れることになるので持っていて損はないと思います。
1)完全独習 統計学入門 小島 寛之
おすすめ理由:「検定」や「区間推定」を理解しやすいように構成されており文章も多めで分かりやすい。
練習問題は少なめなので統計検定の問題などで補完するとよいでしょう。
2)統計学入門 (基礎統計学Ⅰ) 東京大学教養学部統計学教室
おすすめ理由:まったく初学者向きではありませんが、結局最後はこれを買うことになるので持っておいてもよいと思います。自分は辞書的に使いますが、関連する項目に知らない部分が多く知識の幅を広げられます。数式が中心なので理系向きの人しか受け付けないかもしれません。
手前味噌ですが当社でも定期的に人事担当者のための統計講座を開催しております。こちらもおすすめです(操作はPC、テキストも付いてきます)。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役