数年前に行った退職者分析の結果を元に採用を行ってきましたがデータが蓄積されてきたため、再度分析するよう上司から指示されています。「もっとも退職リスクが高いタイプ」は採用時にチェックしてきたつもりですがこのタイミングで再度分析する意味はあるのでしょうか。また、実施する場合の場合の注意点はございますでしょうか?
会社の事業展開に変化があり仕事の内容や必要な適性能力などがかわる、あるいは組織に求められる機能が変わってくれば個々人の退職理由にも変化が生じます。退職リスクが高い人は採用時点であきらかに減っているはずなのに退職者の人数等に変化がないのであれば入社後に退職意識につながるような要因が新たにうまれているのかもしれません。
退職者自身の傾向はもちろんですが退職者が出る所属チームや上長のパーソナリティなどとの関連も分析してみてはいかがでしょうか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長