今後社員の給与決定に関して、部門に一定の権限を持たせて柔軟性を高めていこうと考えています。今後の報酬制度について、何かお考えがあればお聞かせください。
部門に一定の権限を持たせることが柔軟性のアップにつながるということですが、この文だけではよくわかりません。多大な利益貢献をしている部門には、それなりの給与配分を認めるということでしょうか。賞与の業績評価分は部門に任せるということでしょうか。
間接部門はどうなるのでしょう。各部門間の権限はばの調整はどなたがやるのでしょうか。
いま、必要とされるIT人材の取り合いで初任給や転職後の待遇が大幅に上がっているようです。従来のような終身雇用制を前提とした横並び給与体系も今後は崩れていくと思います。退職慰労金制度もなくなり、若いうちから能力に見合った額をもらう時代が来るはずです。
こうなるとその業務に対して必要とされる、また期待される能力がどのようなものなのかの客観的な指標が必要になります。ジョブ・ディスクリプション型に移行していくことでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長