当社は拠点により仕事の仕方が異なる。大都市は分業化が進んでいる。地方は一人で全てをこなす。若手は地方で経験を積ませたいが、若手育成の環境が未整備。適性テストを用いたソリューションは?
何を解決すべき課題と定義するかが大事です。
若手に地方の経験を積ませることの目的は?仕事を俯瞰できること、一人で仕事をこなす能力スキルを身につけること。なぜ地方が最適なのか?ゼネラリストを育成したいから。大都市でゼネラリストを育成するための仕事を作るべきか、地方で若手を育成できる指導者を作るべきか。
適性テストは、社員一人ひとりの適性をきめ細やかに捉えることができ、職務の成功や職場への適応を予測することが出来ます。課題を明確にできれば解決策はおのずと見出せるはずです。
ご質問のお言葉通り、地方の若手育成環境を整備するのでしたら、育成力の高いマネジャーを地方拠点に移すことが効果的です。コンピテンシーとポテンシャルの角度から適性を把握してください。コンピテンシー評価は、行動の上司評価および360度評価等で情報を得ることができます。ポテンシャル評価は、アセスメントが中心です。パーソナリティ検査、モチベーション検査、ロールプレイ演習等を用いて評価します。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員