業績にインパクトのある研修とはどのようなものでしょうか。
準備~研修実施~実施後+その他どんな条件が必要でしょうか。
業績にインパクトのある研修をどの程度に捉えるかによると思います。
例えば遅刻の多い職場から遅刻をなくすケースなどは見たことがありますが、急に退職率が変わったり営業成績が150%になったりするような研修というのは世の中にほとんど存在しないと思います。
曖昧な研修にお金を突っ込むなら機械化(システム化)の方が費用対効果のインパクトを得られやすいでしょう。
次に研修のイメージです。
おそらく研修=学習=学校の授業の延長
くらいのイメージを持っているのであれば完全な間違いです。
実践やOJTがなんでも研修とは言いませんが、業績にインパクトを本当に与えるのであれば評価が下位5%の人は自動的に解雇するような制度を作り、それを徹底するための理解度の向上と評価を目的とするような研修でもやれば業績にインパクト(プラスかマイナスどちらかは解らない)がでると思います。無理にスキル磨きや知識の提供を前提とする研修である必要などありません。
また研修で行動そのものが変わる人は10%以下と割り切る方がよいでしょう。
研修そのものは参加者の中央値でやらざるを得ません、その場合研修の成果を出す可能性のある上位の人にとってはどうしても非効率的になるからです。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役