ギグ・エコノミーが世界的に増えてきていますが、貴社のスタンスに何か影響を与えると思いますか。
ギグ・エコノミーとは、インターネットを通じて単発・短期の仕事を請け負う働き方。またこのような働き方によって成り立つ経済形態のことだそうです。アメリカでは、労働力全体の約34%がギグ・エコノミーの経済圏にすでに内在しているとのこと。海外では確実にシェアサービスの担い手として広がっていますが、労働者としての保障の問題などあらたな課題が生じています。日本でも「働き方改革」「クラウドワークス」「副業解禁」などに関連して話題になりつつあります。
当社のアセスメントは「人と仕事のマッチング」のためのもので、基本は企業側から仕事と働き手の適性を測るということでビジネスモデルはBtoBとなっていますが、ギクワーカーのように本人が好きな時間に好きな仕事で収入を得るという方法が広がっていくということは、本人に合った仕事探しという点で、BtoCとしてのビジネスの可能性が出てくるとも考えられます。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長