コラム

続・人事部長からの質問

2019/11/21Q.2790

一所懸命やっているけどなかなか結果に結びつかない人と、それほど力を注いでいるようには見えないが結果に結びつきやすい人の差は何でしょうか。

仕事の内容にもよりますが、頑張っているベクトルがずれているケースと適性そのもののケースに分かれます。
例えばExcelで容易に計算できる表に対して一所懸命に電卓を叩いて間違える人がいます。
表を作ってデータをコピーして5分で終わらせる人もいます。
結果もプロセスも後者の方が優れます。ただし、それはExcel活用というスキルがあってこそ。
世の中のホワイトカラーの70%~80%はこういうスキルの有無で差が出ます。このことを理解している人は少ない。教えられるマネージャも少ない。まずここ。

次は適性。
ある人は平均1年かかることが3ヶ月でできる。ある人は1年どころか3年経ってもできない。
前者を適性がある、後者を適性がないと言います。
スポーツのジュニア育成などでは割と明確な基準があって10時間でできることに30時間かかる人はその後の育成においてもっと差が出てしまうため育成選手から落とすようなケースもあります。

但し、仕事の場合はアスリートとは異なり要領の良さのような能力が加味されるためそこまで単純ではありません。要領の良さは短期の成果には力を発揮しますが中長期的には行き詰まります。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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