コラム

続・人事部長からの質問

2019/12/13Q.2806

ある一定年齢を越えてくると、行動改善を期待することが難しいと聞いたことがあり、実際それを痛感させられる出来事があった。年齢の高い社員の行動改善(業務改善)を成功させた事例はあるか?

高齢者の運転による交通事故が頻発し、一定の年齢になったらば免許を取り上げてはどうかという意見まで出ていますが、人によって運転技術の衰え度合いは違ってますし車の運転の必要性もそれぞれです。同様にある年齢以上は行動改善を期待できないから仕事の質の向上や効率化は期待できないというのも無理があります。いくつになったらもうその仕事から外すという考え方ではなく、その人個人の能力度合いと任せられる仕事内容をどのようにはかるか考えるべきです。たとえ同じ仕事ではだんだんと動きが鈍くなっていってもこれまでの経験と知見を活かした別の仕事への配置転換で再度活性化がみられることもあります。あるいは体力的に落ちる年齢の方々にこそITやハイテクを活用した仕事のしかたへの改善をすすめるべきです。高齢者にはパソコンやITなど使いこなせないといった考え方こそ偏っています。

高齢者を再雇用してコンサルティングとして各分野で活躍してもらう人材派遣会社もあります。どう除くかではなくどう活かすかこそが求められているはずです。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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