新卒採用における「ジョブ型採用」への移行などが議論されていますが、現在の教育体系では専門性が磨かれづらく、とてもジョブ型採用へ移行できるとは感じられません(特に事務系職種)。最初に人材を輩出する学校教育側の変化が必要だと思うのですが筆者様はどのようにお考えでしょうか。
自分の考えは大学こそ卒業時に専門性を測定する共通テストを課すべきと思います。
ジョブ型採用が云々という以前に今の大学は入学と同時に上位校でも幼稚園児のようになってしまうことが問題であり、単に社会に出るためのモラトリアムと化していることだと思います。
明確な目的をもって大学に入った人との差は歴然で20歳過ぎても自分探しなどしている姿は見ちゃいられません。
大学は応募者を増やすより、水準以下の学生を進級・卒業させないように徹底しないといつまで経ってもかわらないでしょう。また大学時代の学習意欲を維持するためにも高校時代からキャリア教育に力を入れる必要もあると考えています。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役