できそうな人につい仕事を任せてしまいます。それ以外の人の成長を阻害することは理解していますが背に腹は代えられません。とるべきリスクとして割り切るべきですか。
できるできないは、その人の能力によって当然差があります。すべての人に同じ内容の仕事を任せることが正しいわけではなく、実力にあった仕事内容つまり到達目標を設定すべきです。
明らかに能力に差があり、本人も納得できるのであれば、他の人とは別の仕事内容となっても致し方ありません。レベル10の人に与えられた仕事が10レベルの内容でも達成できた場合と仕事のできるレベル15のひとに15レベルの仕事を任せてた場合も達成という点では評価は同じです。自分のレベルにあった目標達成の努力と実行ができれば十分に成長しているといえるのではないでしょうか。
もちろん、レベルの高い人には評価や待遇も高くて当然です。仕事内容の難易度が違いますから、総合評価は後者はプラス点が加点されます。
いけないのは、こちら側で勝手に判断して仕事内容に格差をつけることです。理由も説明されず、仕事内容に差をつけられれば誰でもやる気が出なくなります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長