期初に決めた目標の達成度で評価をつけているが、エリアや部門ごとの目標達成難易度の標準化をおこないたい。 職務記述書があるにはあるが、実際発生している(必要な)業務との乖離もみられる。この状況において、どのような対応方法があるか?
おっしゃるようにエリアや部門ごとの目標達成難易度を標準化したうえで、目標達成度を評価すべきでしょうが、現場にヒアリングしても自分の部門に有利になるような話しかしてきません。ここ数年の競合する企業の業績や競合サービスのシェア率などのデータを分析したうえで自社の実力を重ね合わせて責任者が決めるしかないのではないでしょうか。もちろん人のモチベーションにより達成度合いも変わってきますので、現場から出てくる目標も積極的か消極的か十分に考慮する必要があります。
なお、乖離はどんな状況でも生じます。記述書通りには進まないものです。常に修正対応をしながら次年度の目標設定の際に生かして下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長