当社の採用担当は40代で他社と比較するとかなり高齢です。採用担当としての経験は十分ありますが、内定者の承諾率が低いのが悩みの種です。採用担当の若返りをはかるべきでしょうか?
ご経験のあるご採用担当を若い方に換える必要はないと思いますが、採用時期は、スタッフとして3年目~5年目までの若手社員に学生との対面、連絡係として手伝ってもらった方が良いと思います。会社説明会での司会進行や面接受付などは、やはり学生に近い年代の人がやらないと、その企業に若手が少ない、若手に仕事を任せていないような印象を与えてしまいます。説明会でちょっと聞きたいことがあっても聞きづらい、選考が進んでいく過程、内定後でも相談する雰囲気が感じられないというマイナス面につながります。皆さんと同じような新卒入社者が3年目でこんなに頑張っていますよと伝えるのでも、ベテランの採用担当(見た目は課長さん?)から聞くのと、まさに3年目の先輩社員から直接聞くのではインパクトが違います。いまの年代の就活生にはベテラン社員にはうかがい知れないいま様のいろいろな企業選択の視点もあります。
お手伝いスタッフも採用時期だけの手伝いだとしても入社後の良き先輩になるための経験にもなるはずです。他部署の理解、協力が必要ですが、是非ご検討下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長