チームパフォーマンス向上のため情報共有(資料、事例等)量を増やすように取り組んでいるが、情報を出してくる量に個人差がある。提供しないのに受け取るだけの人に対する不公平感、より良い情報共有や皆が情報を出してくるにはどうしたらよいか。
善意に頼った仕組みででは、こうなります。現場からあがった事例の方が役にたつことは確かですから、現場間ではお互いが情報を共有してはと望むのでしょうが、どうしても受け取るだけの人が増えてしまいます。
情報提供側にメリットをつけるとすれば、閲覧数やダウンロード数でその情報の価値を評価してポイントを提供者につけてプラス評価項目とする、あるいは受け取った人が「いいね」マークをつけて評価をするといった社内評価制度を活用する方法もあります。
ただ、こうした人に依存する方法ではなく、営業推進課のような部署で責任をもって情報収集、整理、開放を進めていく方がより精度の高い情報が構築できると思います。
情報が豊富になれば、AIを使ったQ&Aシステム、営業支援システムも作れます。誰かに聞きたいことをAIに投げれば、以前の社内でのやり取りや情報のストック場所を教えてくれるシステムです。必要なら、その問題なら社内の誰誰がエキスパートですと教えてもくれます。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長