新卒より中途で入社した社員の離職が問題になっており、離職者に面談を行っても本音を教えてくれません。 中途入社者の離職要因は何が考えられますか?また、どういう対策をするべきでしょうか。
離職者が本音を教えないのは会社や組織、マネージャに対して信頼関係が無いからです。
これは根の深い問題です。
離職を分析する上で考えるのは組織に馴染んでいたか?という組織適性とその業務の遂行能力が十分にあったのかどうか?という2点です。
組織にフィットして能力が十分でもさらに上を目指して辞めていくケースも多々あるのでデータを解析する上では「○○ないから辞めた」という発想はいったん捨ててください。
- 能力があって、組織に馴染んでいる場合
・待遇面の改善 - 能力が無く、組織に馴染んでいる場合
・採用選考の見直し、能力を見る方にウェイトを置く - 能力があって、組織に馴染んでいない場合
・配属先の見直し、直属上長へのトレーニング - 能力が無く、組織に馴染んでいない場合
・採用選考、採用広報の見直し
これらのうち、どこに当てはまるかを考えて改善していきましょう。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役