コラム

続・人事部長からの質問

2020/07/10Q.2943

データよりも主観が勝る点について教えてください。

固定化された価値観を主観に持つのはマイナスになりやすいですが、いわゆる勘と経験という主観はデータに勝ることが多々あります。データはあくまで過去のもので未来を必ずしも予測しません。

例えば過去に長身の投手は活躍しづらいというプロ野球の価値観がありました。(金田投手やスタルヒン投手は例外とされていた)実際、90年代くらいまで長身(身長185cmを超える)の投手はほとんど活躍していませんでした。
しかし、今はダルビッシュ有投手や大谷選手のように活躍する選手も多く長身がネガティブに捉えられることはありません。
※ちなみに競馬も大型馬(故障しやすい)が敬遠される時代がありました。

データ上はネガティブでも、この人は「いける」という信念を持ったスカウトが居て何年もかかって変わってきたことです。
データが主観を上回る例の一つでしょう。

これはデータが悪いのでは無く、データの検証に力を入れない文化がそうさせているのだと考えています。一度作った基準が一人歩きしてしまう怖さです。
主観はデータにとらわれない点、データを見直すきっかけとなる点において優れている部分と考えられます。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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